35e 平岡樹芸センター
1 公園の概況
2 公園の特徴
3 サービス施設
4 車イスでの歩き方
ー 5月 ヤエザクラ 2022年
ー 6月 フジ 2021年
ー 10月 紅葉 2020年, 2021年
1 公園の概況
《 所在地(グーグルマップ) 》
札幌市清田区平岡4条3丁目1
《 場所の特徴 》
清田区一帯は樽前山や恵庭岳の噴火による火山灰が堆積した月寒台地の一部で、その中の平岡地区は地形の平らな丘に由来する由です。公園はもともと民営の見本園として整備されましたが、札幌市が土地や樹木を譲り受けて幾つかの庭園を整備しました。まわりは住宅地として開発が進んでいる一方、近くにJRや地下鉄の駅がないのでアクセスに難があります。
《 活動障壁 》
一帯は平岡の名前通り起伏の小さな台地であり、園内には山坂がありません。各種庭園や植栽展示を結ぶ園路はアスファルト舗装してあり、さほど広くないので車イスでの散策が楽です。ただし、日本庭園と西洋庭園との内部の園路は非舗装で、雪解け後や雨が続いた後などはぬかるむかもしれません。また、日本庭園は一部が踏み分け道であり、石橋や飛び石があるので車イスで通れない箇所があります。西洋庭園は生垣の形状により車イスで通るのに狭い箇所があります。いずれも、庭園の区域がさほど広くないので行けるところまで進んで景観を楽しんでから、元の道を戻っても負担になりません。
2 公園の特徴
《 施設の概況 》
公園は樹芸センターの名の通り、人工的に手入れの行き届いた樹木を愛でる植物公園です。庭園としては日本庭園、西洋庭園、ロックガーデンやドライウォールガーデンがあります。また、寄附を受けた樹木を保存展示する区域があり、約3,000本のイチイのほか、700数十本のカエデが植えられ、ツツジ、サクラ、マツなども植栽されています。季節ごとにいろいろな樹木が楽しめますが、秋にはヤマモミジ、ノムラモミジ、シダレモミジなど8種類、700本以上のモミジ類が園内を赤く彩り、札幌市の内外から多くの来園者で賑わいます。
《 公園の利用者 》
一般の公園にある遊具や運動施設がなく、庭園や樹木を楽しむ静的な公園なので、大人の来園者を多く見かけます。秋の紅葉期には老若男女が大挙して訪れ、樹木や紅葉の写真や仲間での記念撮影などで賑わいます。比較的すいている時期に訪れた際には、老健施設のワゴンが複数台駐車してあるなど、支援の必要な高齢者の利用も目立ちました。
3 サービス施設
(1) 平岡樹芸センター“みどりーむ”
平岡樹芸センターでは専門家が庭木の管理や庭造りや自然素材を使うクラフトづくりの相談指導を曜日や期日を決めて実施します。
休園日 :月曜日(月曜が祝日の場合は翌平日休園)
開園期間:4/29~11/3※紅葉状況により延長あり
開園時間:8:45~17:15
(2) 駐車場
34台駐車可能 (うち1台身障者用)
(3) 公衆便所
障害者用トイレは管理事務所“みどりーむ”内にあります。
4 車イスでの歩き方
《 アクセス 》
最寄りの地下鉄駅は東西線大谷地駅ですが、車イスの自走で往復するには遠そうです。バスの便があるようですが車イスでの乗車については、JRバスないし中央バスに照会願います。駐車場があるので自家用車での訪園が現実的ですが、紅葉の時期には駐車場待ちの列ができるので要注意です。
《 園路 》園路をめぐる動画
この公園はどのように散策しても移動負荷に違いがないので、日本庭園から順番に東西に2往復して全体を見て回りました。
情報提供:NPO 環境福祉支援サービス プラスアルファ
企画・調査・制作:環境複合研究所