35a 中島公園
1 公園の概況
2 公園の特徴
3 サービス施設
4 車イスでの歩き方
5月 桜 2022年
6月 フジ,ライラック 2021年, 2022年
6月 バラと初夏の森 2021年 2022年
7月 アジサイ 2021年
7月 水遊び 2022年
8月 夏の公園 2020年
10月 秋の森と池と紅葉 2020年, 2021年
1 公園の概況
《 所在地 グーグルマップ》
札幌市札幌市中央区中島公園1
《 場所の特徴 》
豊平川は明治期に扇状地の網流の名残をとどめ、本流と鴨々川とに挟まれた中島に公園が作られたのが名の由来です。公園は札幌市の歓楽街すすきのの南に位置しながら、池や森など自然的な景観が市民に親しまれています。また、公園内には国の重要文化財「豊平館」や「八窓庵」などがあるほか、音楽ホール「きたら」や道立文学館、こども人形劇場こぐま座などがあり、いろいろな活動の場にも使われます。さらに、春のさっぽろ園芸市、初夏の北海道神宮例祭、年の瀬の歳の市や冬の「ゆきあかり」などが催され、四季折々に多くの市民が訪れます。
《 活動障壁 》
遠方からのアクセスは公園の南北端に地下鉄の駅があり、バリアフリー化が済んでいるので車イスでも安心に訪れられます。公園内は起伏が少ない上に舗装の園路が多くの利用施設間を結ぶので、利用目的によりアクセス方法を選べば大抵の場所に苦もなく行けそうです。ただ、菖蒲池の脇に広がる森の中は雰囲気が良い一方、園路が非舗装で場所により車イスでの移動負荷がかなりあります。
2 公園の特徴
《 公園の概況 》
札幌市の中心市街のほど近くにあり、水と緑が豊かな憩いの場として親しまれる公園です。
(1) モニュメントのある広場と森
公園の中央部の菖蒲池に接する一角に木立が密集し、夏は日差しが遮られ木漏れ日が揺れます。その中を走る園路脇には屋外彫刻やモニュメントがいくつもあります。




(2) 菖蒲池
開拓初期にあった池を貯木場として利用したのが始まりで、中島遊園地の設置後に池を中心に公園が作られ、大正末期に現在の形になりました。池は貸しボートを楽しむことができ、現在も園路からとは異なる景観を楽しめます。


(3) 日本庭園と八窓庵
中島公園には池泉回遊式・池泉庭園の日本庭園があります。その一隅に江戸初期の大名であり茶人の小堀遠州が設計したとされる茶室「八窓庵」(国指定重要文化財)があります。春にはシダレザクラ、秋には紅葉が多くの人々を楽しませます。


(4) 豊平館
開拓使が1880年に高級西洋ホテルとして建て、後に公会堂となり、1958年に中島公園に移設されました。保存修理と耐震補強を含む工事が行われ、2016年から昼間は観覧施設、夜間は貸し室として使われるほか、結婚式にも使える由です。
(5) コンサートホールきたら
札幌市の音楽専用ホール。「国内外の音楽家が集い、札幌から音楽を創造する空間」「市民の教育の場としての空間」を事業展開のコンセプトとし、主催事業と貸館事業をする由です。


(6) 北海道文学館
北海道出身の文学者や北海道にゆかりの深い文学者に関する文学資料が展示があります。常設展は直筆原稿や書簡・初版本など貴重資料約1,800点を展示し、北海道文学の流れをわかりやすく紹介します。
(7) こども人形劇場こぐま座
日本初の公立人形劇場として建設され、定期的に人形劇公演を行う施設です。アマチュア人形劇団の育成や北海道外海外のプロ人形劇団招致にも多大な成果を上げている由です。
(8) 児童遊具施設
人形劇場こぐま座と児童会館の前にある広場隅に、子ども向け遊具が各種あります。すべり台、ブランコやシーソーなど昔ながらの遊具から、大きいコンビ遊具などがあります。
(9) 運動施設
ー 中島スポーツセンター
北海道立中島体育センターとして1980年に開館し、2000年に札幌市に移管され札幌市中島体育センターと改称しました。
施設内にはバドミントン3面、バレーボール1面、テニス1面、卓球12台、フットサル1面、県道2面ほかトレーニング室などがあります。
ー 中島公園庭球場
夜間照明のあるアンツーカーコートが6面あり、1,500人収容の観客席が備えてあります。
《 公園の利用者 》
公園の南側には商業施設や歓楽街があり、北側には住宅区域が広がるので、公園には居住者だけでなく周辺で働く人々が訪れます。公園内にいくつもの文化や運動の施設があるほか折々にイベントが開かれるので、それらの利用の行き帰りに公園を楽しむ人々も見かけます。
3 サービス施設
(1) 駐車場
なし
(2) 公衆便所
障害者用トイレは南9条(交番隣、茶屋隣)、南11条(文学館北、豊平館、豊平館南)、南12条(北海道文学館、音楽ホールきたら)、南13条(自由広場南)、南14条(行啓通)にあります。
4 車イスでの歩き方
《 アクセス 》
地下鉄南北線「中島公園駅」ないし「幌平橋駅」下車すぐ
《 車イスで散策 》 夏の公園を二回りの動画 秋の森と池と紅葉の動画
公園の木々が日差しを遮り涼を感じさせる時分と、葉が色を変え華やかに装う時分とに動画を撮影しました。公園が広いことから一筆書きの移動で全体の様子を紹介できず夏は二回り、秋は夏に回りきれなかった森の中を散策しました。公園内はほとんど起伏がない上に舗装遠路が張り巡らされいるので、移動における負荷は少ないものでした。ただ、森の中の非舗装園路は車イスの前輪が不安定で、少々てこずりましたがそんな程度でした。
情報提供:NPO 環境福祉支援サービス プラスアルファ
企画・調査・制作:環境複合研究所