車イスで街にくり出そう_札幌

車イス使用者が札幌市を中心に地域活動するのに有用な情報を提供します。

35b 篠路・拓北の遊歩道

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1 公園の概況

2 公園の特徴

3 サービス施設

4 車イスでの歩き方

 

1 遊歩道の概況
《 調査起点 篠路五の戸の森緑地
 札幌市札幌市北区篠路3条10
《 遊歩道の特徴 》
 北区篠路地区には水面を見せて流れる都市河川がいくつもあります。伏籠川、旧伏籠川、伏籠古川、旧琴似川、旧琴似川放水路、篠路拓北川などです。この地区に川の密度が大きい特徴を生かし河川敷や道路敷をつなぎ遊歩道が整備され、自動車に煩わされずに一定時間歩ける空間が作られました。橋のある部分には車道との交差があるものの、街路に付属する歩道に比べ極端に交差点が少ない遊歩道です。人々は行き交う車輌にわずらわされることなく、静かな川面を眺めつつ自分の世界に没入しながら安心に散策ができます。

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篠路・拓北遊歩道の調査経路

《 活動障壁 》
 この地区の川は石狩川下流部の後背低湿地にあり勾配が緩く、遊歩道は急な起伏の少なく車イスにも優しい道です。橋と交差する付近で路面が高いのですりつけがあるも、今回の調査区間では縦断勾配5%以下がほとんどでした。また、今回気の向くままに調査した遊歩道はアスファルト舗装がほとんどで、路面抵抗の大きな区間がありませんでした。

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遊歩道
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遊歩道と河川敷
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   2 遊歩道の特徴
《 遊歩道付近の公園》
 篠路五の戸の森緑地の駐車場を起終点とし、グーグルマップ に記入してある歩道をなるべく重複しないようにまわりました。
(1) 篠路五の戸の森緑地
 こんもりとした森の中の伏籠古川の低湿地と森とがあり野鳥観察ができるとのことですが、起伏が残るので車イスで楽しめる区域は限られます。ただ、駐車場と車イス対応トイレとがあるので、遠くからの利用者には行動拠点となります。
(2) 篠路ハルニレ公園
 篠路五の戸の森緑地と伏籠古川でつながる公園ですが、木々が少なく空がひらけ遊具のある公園です。
(3) 拓北いきいき公園
 篠路拓北川が大きく蛇行する川筋に囲まれた場所に作られた広い公園で、水辺に親しみやすい環境に遊具、芝生広場やテニスコート等があります。
(4) 拓北ミズナラ公園
 遊具や休憩場所のある小さな公園ですが、車イス対応トイレがあります。

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遊歩道沿いにあった公園

《 遊歩道の利用者 》
 遊歩道は住宅街の中に線状に伸びるので、近くの居住者ならいつでも自分の体力、気分や目的に合わせて散策できます。調査した折には散歩する老人、いろんな年代の親子連れ、犬の散歩やジョギングする人々を見かけました。

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  3 サービス施設
(1) 駐車場
 遊歩道は篠路五の戸の森緑地

(2) 公衆便所
 篠路五の戸の森緑地拓北ミズナラ公園とにあります。

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  4 車イスでの歩き方
《 アクセス 》

 最寄りの公共交通駅はJR拓北駅から拓北いきいき公園まで徒歩約20分の由で、天気の良い日なら遊歩道を含めて楽しめるかもしれません。自家用車を利用し、篠路五の戸の森緑地を起終点に散策するのが安心な方法です。
《 園路》遊歩道をめぐる動画
 2020年の秋に当該地区にある遊歩道の一部を回ったのみにて、一連の区間の各所から枝分かれする遊歩道があります。調査者は駐車場とトイレのある緑地を起終点としましたが、遊歩道近くに住まう方々にはもっといろんな散策路があります。 

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情報提供:NPO 環境福祉支援サービス プラスアルファ
企画・調査・制作:環境複合研究所