35d 北郷公園と北郷緑道
1 公園の概況
2 公園の特徴
3 サービス施設
4 車イスでの歩き方
8月 水遊び 2021年
9月 晩夏の公園 2019年
10月 北郷緑道 2020年
1 公園の概況
《 所在地(グーグルマップ) 》
札幌市白石区北郷8条9丁目1
《 場所の特徴 》
公園は石狩平野と旧豊平川との氾濫原に形成された後背低湿地にあり、平坦な地形が広がる一帯に整備された住宅街にある地区公園です。四囲に高い建物などがなく、空が大きく開け開放感があふれます。園内に子ども向けの遊具、また広い世代が使える野球場、テニスコート、バスケットゴールやパークゴルフ場があり、冬は築山でソリ遊びやスキー練習ができます。また、公園の東辺に接して緑道が走り、緑に囲まれる散策も楽しめます。なお、大きな駐車場があるので、徒歩圏外の市民の利用にも便利な公園です。
《 活動障壁 》
公園内はもともと起伏が少ない場所にある上に、駐車場から各利用施設にアスファルト舗装の園路があります。また、どの施設も駐車場のほど近くにあるので車イスで容易に移動できます。さらに、新しく障害者用トイレが設けられたので、車イスでの長時間の利用も安心です。また、平坦で交差する車道が1本だけの緑道は、自分の世界を楽しみながら散歩できる空間です。
2 公園の特徴
《 施設の概況 》
(1) 有料施設
野球場(1面)夜間照明あり
(2) 無料施設
パークゴルフコース:18H、679m
少年野球場
テニスコート:1面
バスケットゴール
遊具施設:コンビネーション遊具、ブランコほか
多目的広場:野外ステージ
水遊びコーナー:7月上旬から8月
築山:冬にはスキーやソリ遊びができます
(3) 北郷緑道
緑道は北郷公園の北側に接し、札幌新道から発寒川まで東西にのびます。延長は700mほどで車道との交差が途中1箇所だけなので、往復1,400mほどを安心に散策できます。車道との交差がない区間の往復だけでも1,000m弱あり、樹木が適度に目隠しとなるので気持ちの良い時間が過ごせます。緑道の南の端の先に発寒川があり、その対岸の先にも緑道が続きます。この区間をうまく連続化するなら、北郷公園から川下公園まで車道との交差2箇所だけの緑道で結べます。
《 公園の利用者 》
公園には老若男女が使える遊具や運動施設が一通りあり、駐車場があるので近隣住民のみならず広い区域の市民が利用できる公園です。
3 サービス施設
(1) 駐車場
供用時間:4:30~21:00
2箇所:55台駐車可能(うち2台身障者用)
(2) 公衆便所
障害者用トイレは駐車場脇と公園中程との2箇所を確認しました。
4 車イスでの歩き方
《 アクセス 》
JRの最寄り駅が千歳線の白石駅ですが、車イスの自走では往復だけで疲れそうな遠さです。バスを乗り継ぐ方法もありますが、低床バスを運行しているかなどはわかりません。駐車場が整備されているので、自家用車で訪れるのが現実的です。
《 園路 》園路をめぐる動画
公園は起伏が少なく適度な広さなので、駐車場を起点にどのように移動しても車イスでの移動負荷に違いがありません。つまり、その日の活動の目的施設にいかようにも向かえる公園です。駐車場を起終点に利用施設の間をめぐる園路を一回りした、園路とその周りの動画を紹介します。
《 園路》緑道をめぐる動画
自家用車を北郷公園の駐車場にとめ、札幌新道から月寒川の手前の通りまで往復しました。日差しの強い日でしたが、遊歩道脇の樹木が路面に陰を落とし気持ちのよい散策でした。遊歩道は車道との交差部ですり付け部に急勾配がある程度で、全体的には平坦区間がほとんどでした。路面は比較的よくしめ固められた木チップ系の弾性舗装で歩行者に優しい構造ですが、車道を越えた札幌新道側は車イスに走行抵抗が大きく感じました。
情報提供:NPO 環境福祉支援サービス プラスアルファ
企画・調査・制作:環境複合研究所