車イスで街にくり出そう_札幌

車イス使用者が札幌市を中心に地域活動するのに有用な情報を提供します。

35a 知事公館

目   次

1 公館と庭との概況

2 公館と庭との特徴

3 サービス施設

4 車イスでの歩き方 夏の公館と庭園 庭園の紅葉

 

1 公園の概況
《 所在地 グーグルマップ
 札幌市中央区北1条西16丁目

《 場所の特徴 》
 知事公館をかこむ庭園には緩やかな起伏があり、人為的に水を流す連続する低みもあります。古い地図によれば敷地内に湧水(メム)があり、開拓当時の川の名残が起伏や連続する低みとして残されたものと思われます。札幌市の都市化の過程で地下水の低下に伴いメムが枯渇しましたが、いまは人工的に水を流すことで流れを再現します。
《 活動障壁 》
 知事公館の見所は建物の外観、内部や庭や庭園です。建物の1階は車イスで見学でき、会議室と応接室があり、内装、窓や調度などは洋館の雰囲気が見所です。2階にも応接室などがある由ですが、車イスなら階段のたたずまいから想像しましょう。
 公館をとりまく庭園には芝生広場や森があり一般公開されますが、微妙な起伏が繰り返されるので勾配の緩い経路を探しながら散策せねばなりません。勾配の小さい経路を選んでも、芝、裸地や木の根による走行抵抗が加わるからです。庭園の中を流れる小川には何ヶ所か橋がありますが、すり付けの斜路が急であったり、途中に階段があったりで独りで越えるのは無理でした。それでも、小川をまわりこむと庭のかなりの部分を見られ、対角の隅にある右市美術館に行けます。

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知事公館と庭園
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  2 知事公館の見どころ
 このブログは知事公館とざっくり表現しますが、西17丁目通りを挟む西隣の区画を含めつぎの見どころがあります。
(1) 北海道知事公館
 知事公館は1936年に三井合名会社の別邸新館として建てられ、1953年に北海道の所有となりました。現在は知事公館として会議や行事に使われるほか、交換と庭園が一般に公開されています。
 建物は三角屋根の洋館で、白壁に柱や梁など骨組みを赤茶色に塗り分けた意匠が印象的です。建物の裏手にある芝生広場からの眺めに独特の雰囲気を感じます。建物内に上品な内装、窓やシャンデリアのある会議室や応接室があり、一般の見学に開放されています。

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   知事公館と芝生広場          応接室
(2) 庭園
 公館のまわりにはイチイ・アカエゾマツ・ヤマモミジ・イタヤカエデなど約2,400本の樹木が植えられ、木々の間の低みを小川が流れます。春には桜や梅、夏には新緑、秋には紅葉は楽しめます。芝生広場の隅に安田侃氏作の「意心帰」や流政之氏作の「サキモリ」などがあり、洋風の建物と相まって独特の空気を醸します。なお、庭園の開放期間は4月下旬~11月下旬です。

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(3) 三岸好太郎美術館
 公館の敷地内の北東の角に北海道立三岸好太郎美術館があります。ここでは大正から昭和初期に活躍した北海道出身の洋画家・三岸好太郎の作品が多数見られます。
(4) 北海道近代美術館
 同美術館はバラエティーに富む収蔵品を展示する常設展と、国内外の作品を展示する特別展を開催します。北海道ゆかりの作家の絵画や彫刻を系統的に収集するほか、エコール・ド・パリの作家たちの作品も見られます。また、アールヌーヴォーから近代までのガラス工芸品のコレクションがあります。

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  3 サービス施設
(1) 駐車場
 この施設には駐車場がありません。ただ、西隣にある北海道近代美術館と分かつ西17丁目通りに標章車専用の駐車標識があり、美術館を自家用車で訪れた折に立ち寄ることも一案です。

(2) 公衆便所
 知事公館内には障害者用トイレがなく、庭園の一画にある三岸好太郎美術館内、その脇にある公衆トイレおよび道立近代美術館内に障害者対応の個室があります。

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  4 車イスでの歩き方
《 アクセス 》
 地下鉄東西線西18丁目駅から知事高慢まで道路が平坦で歩道があり、徒歩で6分ほどの距離なので車イスで自走できる人もいるでしょう。

《 園路》園路をめぐる動画 夏の動画 秋の動画
 夏と秋とに数度訪れましたが、それぞれ異なる興趣の景観を見せてくれました。周辺はオフィスビル街と古い住宅街との境界付近にあって、みどり豊かでゆったりとした時間を味わえます。二つの美術館の展示の鑑賞と合わせて出かけるには好適な施設です。

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情報提供:NPO 環境福祉支援サービス プラスアルファ
企画・調査・制作:環境複合研究所