車イスで街にくり出そう_札幌

車イス使用者が札幌市を中心に地域活動するのに有用な情報を提供します。

35i 発寒河畔公園・発寒川公園

 


          目   次

1 公園の概況

2 公園の特徴

3 サービス施設

4 車イスでの歩き方 園内をめぐる動画

5 蛇足


1 公園の概況
所在地(グーグルマップ)
 札幌市西区山の手6条4丁目5

《 場所の特徴 》
 発寒河畔公園は琴似発寒川の右岸沿いに細長くはりつき、北5条・手稲通りにより上下流に分けられますが、ここでは障害者用トイレがあり、狭いながら駐車場がある上流区画を紹介します。発寒川公園は左岸沿いに飛び飛びにありますが、ここでは発寒河畔公園と人道橋で結ばれ一体的に利用できる区画を一緒に紹介します。
 琴似発寒川手稲山に源を発し、当該区間石狩川の氾濫原に出る前の中間地域にあたり河川勾配が急です。そこで、川の流れが早く水の清い区間で、紹介する800mばかりの区間に4基の落差工があります。堤防のない掘り込み区間なので、園路から見おろす流れは泡立ち、落差高の表面や魚道を流れでこの川が持つ躍動的な魅力を伝えます。さらに、河原には子どもらが安全に遊べるよう改修が行われ、発寒川公園側には車イスで河原に下りられるスロープが作られ、非洪水時は水面上に現れる部分に周回する舗装園路が設けてあります。
《 活動障壁 》
 公園の川沿いの地形は緩やかな起伏が続く一方、落差工の付近に急傾斜も交じります。他方、川に接近する向きは発寒河畔公園で住宅地との間に段差があり、車イスで出入りする経路に階段や危険坂が一部あります。また、公園から河原に下りられるスロープが1か所ですが、凸凹の多いブロックばりある上に施工当初に比べ縦横断勾配に変状が起きたようで少し骨がおれました。

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    2 公園の特徴
《 施設の概況 》
(1) 河畔公園
ー 梅と桜の並木
  桜と梅とが50本と梅300本ほど植えられ、5月頃にピンクの花で彩ります
ー 遊具
  砂場、鉄棒、ブランコ、アスレチック、ウンテイなど

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      梅と桜の並木               遊具広場

ー 散策路
  川沿いと宅地側とにアスファルト舗装の園路が並行し、その脇に梅や桜の並木。上流側の山手通りおよび下流側の北5条・手稲通りに段差なしで接続
ー 水辺
  人道橋の下に安全に水遊びできる河原があるも下りる経路は階段のみ
ー テニスコート
  駐車場脇に1面

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       落差工               落差工の下流の水遊び

(2) 発寒川公園
ー 散策路
  琴似発寒川沿いにアスファルトやインターロッキング風の舗装路があり、下流側には大きな柳の並木。上流側の山手通りとの取り付けは階段
ー 水辺
  本件区間下流側、北5条・手稲通りの橋近くに河原と結ぶスロープがあり車イスで下りられます。河原に掘られた水路をめぐる散策路があり、多くが凹凸の大きな3種のブロックの舗装です
ー ゲートボール場

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     園路と柳の並木             河原と結ぶ傾斜路

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        落差工                 親水路
《 公園の利用者 》
 日常は近隣住民が散歩し、子どもを遊ばせ、幅広い世代の人々を見かけます。夏には河原にて遊ぶ人がおり、テントやコンロを持ち込んで焼肉をするグループも見かけます(河原では火の使用可)。また、毎春5月頃に梅や桜の花見を愛でる市民が訪れます。

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    3 サービス施設
(1) 駐車場
 6台分
(2) 公衆便所
 トイレが駐車場内にあります。

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    4 車イスでの歩き方
《 アクセス 》
 最寄りの地下鉄駅は東西線発寒南駅ないし琴似駅です。いずれも距離が1km弱、徒歩10数分の距離で途中に山坂はありませんが、車イスでの自走に微妙な距離です。
《 水辺 》園内をめぐる動画
 この公園の特徴は車イス使用者が河原に下り水辺に近づけることです。子どもが車イス使用者なら、親が一緒に河原に下りて車イスごと水路に入れるかも知れません。親が車イス使用者なら子ども連れで河原に下り、水辺の子どもを見守りながら遊ばせられるかも知れません。よそのお子さんと一緒に遊ばせられることはもちろんです。
《 散策 》
 川沿いの公園だけに住宅地との接点が長いのですが、発寒河畔公園は住宅街との間に段差があるので、勾配の緩い経路を選び侵入するのが得策です。公園内では仲よし橋の上流側に急な箇所がありますが、それ以外はゆったりと散策できます。梅や桜の花のない季節も緑陰が心地よく、休める場所が多いのでそれぞれの気分や身体能力に合わせ楽しめます。

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    5 蛇足
 発寒川公園の河原に下りるスロープと人工水路の周回園路は、ブロックばりの舗装があります。夏草の勢いが強い時期でも園路がわかり、また草に車輪をとられず快適です。ここでは長い区間でインターロッキング風ないしタイル風のコンクリートブロックを敷いてあります。ブロックはなぜか3種類が混在しますが、凹凸により車イスが小刻みに揺らされることで共通します。そのうちの1つは石張り風であり、河原という景観に合わせた?のかも知れません。それら特殊なブロックを採用した目的と、スロープにより車イス使用者を呼び込む目的との両立する舗装工法がこれだったのでしょうか。

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      夏草と園路              2種のブロック舗装
 

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情報提供:NPO 環境福祉支援サービス プラスアルファ
企画・調査・制作:環境複合研究所