滝野すずらん丘陵公園
1 公園の概況
2 公園の特徴
3 サービス施設
4 車イスでの歩き方
1 施設の概況
《 所在地 グーグルマップ 》
札幌市南区滝野247
《 場所の特徴 》
公園は札幌の南部に横たわる山岳地帯の中にあり、市街地から20kmほどに位置します。当該地区は明治期に開拓使が札幌本府を建設するのに必要な木材の供給場所に始まり、農地転用、戦後に米軍の演習場、再び農地使用が行われるも続かず、札幌市により自然体験ゾーンとして使われるようになりました。昭和50年代からは国営公園としての整備が始められ、現在は国により管理運営が行われています。
《 活動障壁 》
公園のある区域は山中で起伏の大きな地形である上に、いずれのゾーンも広い区域内に多くの利用施設が散らばります。公園利用には駐車場から目的施設にたどり着くのに多くで長く急な坂を越えねばならず、車イスでの利用には支援者の同行が望まれます。ただし、公園利用の対象をたとえばチューリップやマスミの滝などと絞るなら、車イスにて楽しめる人がいるでしょう。つまり、公園利用における活動障壁が多々あるとしても、それらをかい潜って楽しむ方法も工夫次第かと考えます。
2 公園の特徴
《 公園の概況 》
公園は次の4ゾーンに分けられ、それぞれのゾーン内にいくつもの独立する機能が存在します。詳しくは公園の ホームページ にて確認ください。
渓流ゾーン
厚別川沿いにある幾つかの滝や森、野草が見られます。


中心ゾーン
園芸植物の植栽や大型遊具などがあり子どもから大人まで楽しめます。


滝野の森ゾーン【東エリア】
森の中を縫うように舗装園路があり、ベンチや遊具もあります。


滝野の森ゾーン【西エリア】
森の散策路から山野草や生物を観察したり、開拓の史跡を見られます。


《 公園の利用者 》
数少ない調査時の印象はゾーンにより利用傾向が異なるように思われます。渓流ゾーンと滝野の森ゾーン【西エリア】とは草木や野鳥の観察が目的の利用者が多く感じました。中央ゾーンは利用者の絶対数が多く、それらの年齢、グループなどが幅広く、インバウンドの観光客まで見られました。滝野の森ゾーン【東エリア】は小学生の団体がバスで訪れる様子が見られました。
3 サービス施設
(1) 車イス対応トイレ
公園内の各所に 公衆トイレ が多数あります。
(2) 駐車場
各ゾーンにあります。
(3) 飲食店
中央ゾーンのカントリーハウス内に食堂があります。
4 車イスでの歩き方
《 アクセス 》
自家用車を使用し、利用目的に合わせ各ゾーンの駐車場を利用するのが現実的です。地下鉄南北線真駒内駅とすずらん公園東口との間で路線明日が運行される由ですが、車イスでの利用条件については未調査です。
情報提供:NPO 環境福祉支援サービス プラスアルファ
企画・調査・制作:環境複合研究所