道々札幌恵庭自転車歩行者専用道
1 公園の概況
2 公園の特徴
3 サービス施設
4 車イスでの歩き方
0 さっぽろ大地公園ー南郷通 動画
3 水源地通ー清田通 動画
6 厚別南緑地ー学習の森 動画
7 学習の森ー自転車の駅 動画
1 自転車歩行者専用道路の概況
《 起終点 》
0 さっぽろ大地公園ー南郷通 Googleマップ
3 水源地通ー清田通 Googleマップ
6 厚別南緑地ー学習の森 Googleマップ
7 学習の森ー自転車の駅 Googleマップ
8 自転車の駅ーエスコンフィールド跨線橋 Googleマップ
9 エスコンフィールド跨線橋ーJR北広島駅 Googleマップ
《 場所の特徴 》
自転車歩行者専用道路は2025年現在で札幌市から北広島市まで20km弱が完成しています。この道路は石狩川水系の豊平川流域と千歳側流域との間を結び、分水嶺は北広島市の「自転車の駅」付近で標高が70mほどです。札幌側起点の東札幌付近の標高が15mほど、北広島市側が標高20mほどであり、いずれの側からも50m以上の標高差を上り下りすることになります。サイクリスト、ジョガーや歩行者には適度な起伏かもしれませんが、車イス使用者には何度かに分けて走破する方が無難な難度です。
《 活動障壁 》
札幌市側起点のさっぽろ大地公園からJR北広島駅まで20km弱、標高差が50m超なので、車イス使用者にとりマラソンの選手以外は距離と標高差ともに厳しい条件です。また、分水嶺の前後は急坂区間が長いのも車イス使用者には厳しい環境です。さらに、札幌市内はほとんどの市道と立体交差なので、交差の度にアンダーパスをくぐるのに急坂を上り下りするのも厳しい条件です。加えて、路面に排水用横断勾配があり、道路端は7%を越える区間が多く、片漕ぎが果てしなく続くのが負担になります。
全体区間を通じて移動障壁を見ると上のように厳しい条件が目白押しです。しかし、車イス使用者が自らの身体能力や関心のある区間を利用するなら多くの魅力があります。まず、市道との平面交差がごく僅かであり、自動車による煩わしされずに移動も休憩も思うがままです。サイクリストの邪魔になりそうで気が引けますが、横断勾配対策に路面の水平な中央部を走れば楽です。さらに、道路が札幌の住宅街の中を走ることから、侵入や退出できる箇所が多数あり、自分の体調に合わせて走行区間を選べます。
2 公園の特徴
《 整備の背景 》
本件道路の既開通区間は、大部分が旧国鉄千歳線(1973年廃止)の跡地とのことです。道路の縦断勾配が全体に抑制的であること、平面線形が滑らかであることや幅員にゆとりがあるなどは、廃線跡地が元々有していた特徴を活かす利用と感じます。
《 歩車専用道の概況 》
この道路を利用して、サイクリング、ジョギング、散策や家族での遊びなどの混合交通でした。移動速度や使い方がそれぞれ異なるので、これに車イスが加わると混み具合により混乱しそうです。そこで次のようなルールがあるようです。
原則、自転車は道路の左側、歩行者は道路の右側通行
自転車が歩行者の側方を通過するときは、十分な間隔を保ち徐行
車イスを歩行者とするなら、中央の路面が水平な位置を走ることはルール違反です。利用状況を見ながら、どの位置を走るか決める方が良さそうです。




















《 公園の利用者 》
若者以上の人々の個人利用が多く見られましたが、家族連れも少し見られました。それに、多数の幼児を率いる団体さんを何組も見かけました。
0 さっぽろ大地公園ー南郷通 大地公園
3 水源地通ー清田通 万生公園
6 厚別南緑地ー学習の森 厚別南公園
7 学習の森ー自転車の駅 自転車の駅
(2) 休憩施設
道路は商業施設の多い場所も通過するので、あらかじめ休憩や飲食のできる場所をチェックしておくと安心です。街中でも住宅地では飲食や買い物できる施設がほとんどありません。
(3) 駐車場
北広島市の自転車の駅に駐車場がありますがほかには見当たらず、道路沿線にある商業施設等を利用がてらに足を伸ばすなどの方法が考えられます。また、交通量の少ない場所を探し、駐車禁止等除外指定車標章の力を借りることも一つの方法でしょう。
4 車イスでの歩き方
《 アクセス 》
周辺にある市道とは高さの違いなどで分離してありますが、0から5の区間なら市道との立体交差地点ごとにすり付け道があります。少し探せば大抵見つかります。
《 自歩道の歩き方 》
各区間共に周囲の街や森の表情に違いがあり、飽きることなく散策できます。とくに、区間2の環状夢の橋付近の桜、6と7なら紅葉など季節の楽しみ方も人それぞれです。立体交差の上り下りなどに負担があるので、戻り区間の体力を勘案しつつゆとりをもって散策したら楽しめます。
情報提供:NPO 環境福祉支援サービス プラスアルファ
企画・調査・制作:環境複合研究所