35j サケのふるさと千歳水族館
1 公園の概況
2 公園の特徴
3 サービス施設
1 施設の概況
《 所在地 グーグルマップ 》
千歳市花園2丁目312
《 場所の特徴 》
水族館は千歳川のほとり、産卵のため遡上したサケを捕獲するインデアン水車敷地に隣接してあります。また、道の駅千歳サーモンパークが同じ敷地内にれニューアルされ、多くの人々が訪れる場所になりました。施設の地下2階の壁に一部透明な仕切りが用いられ、千歳川の流れや川底が見られるのが見どころです。秋に遡上したサケが捕獲される直前の姿があり、ときに川底に産卵する様子が見られることもあります。
《 活動障壁 》
施設は鉄筋コンクリート造のバリアフリー設計です。1階から地下2階ないし2階はスロープや階段昇降機で結ばれ、車イスでの移動障壁がありません。階段昇降機の使用は、近くの壁に付けられたインターフォンにより操作を頼みます。したがって、この施設の見どころであるサケの自然の生態を見られる場所を含め、水族館の全体を車イスでたのしめます。また、秋になると水族館の裏にあるインデアン水車で資源増殖用のサケの捕獲が行われており、水族館の利用の有無にかかわらず見学できます。
2 公園の特徴
《 公園の概況 》
千歳水族館はサケの仲間や北海道の淡水魚を中心に、世界各地の様々な淡水生物が見られます。千歳川の水中を直接見られる「水中観察ゾーン」では、秋に産卵に遡上したサケが見られます。また、水族館裏でインデアン水車では、石狩川河口から約70kmを3~5日ほどかけ遡上したサケの捕獲が見られます。
(1) 水族館
(1.1) 1階
受付、売店、トイレ
(1.2) 1階(中階)
ーサーモンゾーン
サクラマス、ギンザケ、イトウやブラウントラウトやチョウザメに加え、秋にはシロザケ、カラフトマス、ベニザケなどを展示。
ー支笏湖ゾーン
バイカモやリュウノヒゲモなどの水草の周りにヒメマス、アメマス、イトヨ、ヌマチチブやスジエビなどを展示。
ー体験ゾーン
生き物たちに触れられる水槽。
(1.3) 地下1階
ー千歳川ロード
千歳川を上流・中流・下流の3つの水槽に分け、水域毎に魚たちを展示。
ー世界の淡水魚
日本だけでなく東南アジアや北米、南米、アフリカにオーストラリアなど、淡水域を中心に生息する様々な生き物を展示。
(1.4) 地下2階
ー水中観察ゾーン
千歳川の左岸に埋め込んだ長さ30mほどの部屋で縦横1x2mの7つの窓から、水面下の川の流れや魚たちの動きを展示。
(1.5) 2階
ー展示室・学習室
パネルを見るだけなく、本物に触れたり体感しながら学べる展示室。
(2) インデアン水車
さけ・ます人工ふ化放流事業に用いるサケの親魚を捕獲するため、インデアン水車とウライが秋に設置されます。
《 施設の利用者 》
階段昇降機を操作してくれた職員に聞いたところ、利用者は北海道民が多いとのこと。特に小学生の校外学習など、秋に団体での来訪が多いとのことでした。調査に訪れたのは秋の平日でしたが、夫婦連れなどカップルでの利用者を多く見かけました。
3 サービス施設
(1) 駐車場(道の駅駐車場と共用)
普通車:213台 身障者用:6台 大型車:14台
(2) 障害者用トイレ
障害者用トイレは水族館内(1階、地下1階)と道の駅にあります。
(3) 道の駅
飲食施設、物販施設、コンビニや休憩場所があります。
4 車イスでの歩き方
《 アクセス 》
JR千歳駅から徒歩約10分とのことです。JR千歳駅はバリアフリー化が済んでおり、途中に坂路がなく、道路に歩道があるので車イスで移動できそうです。
《 園路》 施設をめぐる動画秋
水族館のホームページで団体客の予約のない時間帯に訪れ、サケの遡上期にも関わらずゆったりと見学できました。コロナ感染予防が呼びかけられている最中でもあり、通常はこんなにゆっくりできないと思われます。水族館には多層の展示フロアがありますが、傾斜路と階段昇降機があるのですべてのフロアを見て回れました。階段昇降機を自分で操作できませんが、インターフォンで頼むと1分ほどで学芸員さんが来て操作してくれました。戻る際も操作が必要なせいか、水中観察フロアを一緒に周り解説してくださいました。
情報提供:NPO 環境福祉支援サービス プラスアルファ
企画・調査・制作:環境複合研究所