1 公園の概況
2 公園の特徴
3 サービス施設
4 車イスでの歩き方
動画A 春の花々
動画B 初夏のバラ データ整理中
動画C 夏の世界の百合広場
動画D リリートレイン データ整理中
動画E 秋の世界の庭園
動画F 真冬の温室
1 公園の概況
《 所在地 グーグルマップ 》
札幌市北区百合が原公園210
《 場所の特徴 》
公園は新川開削により上流を切り取られる以前の琴似川の左岸、石狩川にほど近い氾濫原にあります。標高は4m前後でほぼ平坦な地区であり、石狩川や支川の河川改修により洪水氾濫の頻度が少なくなりました。古くは農地として使われましたが、のちに東北公園を経て1983年に改称され現在に至ります。公園の周りも元々平坦な区域でしたが、札幌市の人口増や河川改修の進捗により住宅街として使われるようになりました。
《 活動障壁 》
公園内には植物展示のために盛り土されたと思われる緩やかな起伏がありますが、地形変化が全体的に緩やかです。公園面積が25.4haと広い点が移動性役者に活動障壁となりますが、全体をゾーンに分けた植物展示です。そして、駐車場が3箇所に分かれ各ゾーンが舗装園路で結ばれるので、訪問の目当てにより使い分けるとどこへでも楽に行けそうです。ただ、サイロのある芝生広場からムスカリの道にかけ舗装園路がなく、芝生か木チップの上を通らねばならず車イスでの移動負担が台です。また、世界の百合広場を取り巻く池沿いの散策路に一部木チップの道がありますが、そこを避けるのが得策です。
2 公園の特徴
百合が原公園は1983年に開園した、敷地面積25.4haの総合公園です。広大な敷地に、6400種類ほどの植物と四季折々に咲き誇る花々が見所です。加えて、都市公園におなじみの芝生広場、遊具広場、パークゴルフコースなどもあり、幅広い年齢層の人々向けの施設です。
《 公園の施設》
(1) 百合が原緑のセンター
温室、総合受付、緑の相談コーナー、図書コーナー
(2) 花の展示
ー 世界の百合広場
約100種類の世界のユリが見られます。


ー 世界の庭園
日本庭園、瀋芳園、ムンヒェナーガルテン、ポートランドガーデン


ー 百合が原緑のセンター温室
地植えの木のほかに見頃の鉢植えを展示、常時数十種の花々が見られます。
ー ロックガーデン
ドライウォールガーデン、ロッケリー、スクリーガーデン、山草園、トレリスなどで約600種類の植物が見られます。


ー ヒースガーデン
エリカやカルーナなど、矮性花木中心に見られます。
ー ローズウォーク
園路沿い約100mにオールドローズやイングリッシュローズが見られます。
ー ライラックコレクション
約50種類のライラックが見られます。


ー ビーチヘッジ
ビーチはセイヨウブナ、ヘッジは生垣を意味する由です。
ー ムスカリの道
ムスカリの中にチューリップが見られます。
ー 花木園
サクラ、ツツジ、ライラック、アジサイが季節を知らせます。
ー かおりの庭
ハーブや宿根草が見られます。
ー 宿根草園
屋外でも越冬できるシャクヤクなどの宿根草が見られます。
ー ダリア園
約200種類のダリアが見られます。
ー バラ花壇
園内各所でバラが見られます。


(3) 運動施設
パークゴルフ場、ゲートボール場、園路を使うジョギングコース
(4) 芝生広場
公園のほぼ中央に位置し、かつて牧場だった時代のサイロを改修した展望台があります。
(5) 遊具広場
遊具広場は2017年、コンビネーション遊具、ターザンロープ、スカイネットなどをがあります。
《 公園の利用者 》
公園の調査に訪れると駐車場はいつも相当数の自動車があり、遠方からの来園者がいるものと思われます。公園は広くいろんな施設が分散するので、混み合った印象はありません。公園内を散歩する人やジョギングする人も見られ、近間からの利用も多そうです。
障害者用の駐車スペースが広くとってありますが、老健施設のバンが停まっていることが多く、その場合でも一般のスペースが使えます。
3 サービス施設
(1) 駐車場 6時~20時
第一駐車場 普通車100台(冬季閉鎖)
第二駐車場 普通車138台、障害者用6台、バス用7台
(冬季8:45〜17:15 )
第三駐車場 普通車38台(冬季閉鎖)
(2) 公衆便所
公園内の温室、第一駐車場近く、遊具広場とバラ花壇にあります。
(3) リリートレイン
公園内のコース、1周約1.2kmを12分ほどかけて回ります。車イス対応対応の動線と席が設けてあり、乗り降りが安全で公園全体を見られます。


(4) レストラン百合が原
リリートレインの発着駅の中にあり、芝生広場を眺めながら着席して食事ができます。テイクアウトコーナーで購入し芝生広場で食べることもできます。
(5) 自販機
温室とリリートレイン駅のほか、芝生広場のトイレの一部そばにあります。
4 車イスでの歩き方
《 アクセス 》
JR学園都市線「百合が原駅」から温室まで徒歩10分ほどとのことですが、現在駅のバリアフリー化は2020年現在未了です。
地下鉄南北線「麻生」と地下鉄東豊線「栄町」から「百合が原公園前」にバスの路線がある由ですが、車イスで乗降できる便についてはわかりません。
《 公園の歩き方 》 公園をめぐる動画
園内は広く季節によりいろんな花が方々で咲くので、いつ訪れてもいろんな散策コースで楽しめます。
ー 春の花々 2020.6.1
春の花々を求めてロックガーデン、ヒースガーデン、ビーチヘッジ、ライラックコレクション、藤棚、ボーダーガーデンと園内をほぼ一周しました。
藤棚とムスリカの道を少し早い時期に分けてると、移動距離が減らせて花の季節に合います。
ー 初夏のバラ 2020.6.23
バラの季節には少々遅めの訪問でした。
ローズウォーク、宿根草園、バラ花壇、
ー 夏の世界の百合広場 2020.7.17
百合の季節に訪れましたが、鮮やかな色の花が盛りでした。
池沿いの散策路はアスファルト舗装区間と木チップ敷区間とがあるので、考えてルートを選ぶのが肝要です。
ー リリートレイン 2020.7.17
車イスでのひとりでの乗車も安心で、公園全体の花の見所を確認できます。
ー 秋の世界の庭園 2019.9.10
秋の有料区域はいろどりが華やかです。
ー 真冬の温室2019.2.19 & 3.8
札幌の真冬でも当日の天気次第で温室の植物に触れることができます。
冬の晴れた日に二度訪れましたが、除雪がしっかりしてありひとりでも車イスで温室に行けました。
情報提供:NPO 環境福祉支援サービス プラスアルファ
企画・調査・制作:環境複合研究所