35j 前田公園
1 公園の概況
2 公園の特徴
3 サービス施設
4 車イスでの歩き方
6月 フジ 2021年
6月 春 2021年
7月 水遊び場 遊具広場 2022年
8月 盛夏 2021年
11月 晩秋 2021年
1 公園の概況
《 所在地 グーグルマップ 》
札幌市手稲区前田7条11丁目
《 場所の特徴 》
前田公園は旧加賀藩主が開いた前田農場のあった場所です。手稲本町は明治期に小樽と札幌とを結ぶ路線沿いの手稲連山のすそ野あたり、石狩川の氾濫原より標高の高い位置に発展しました。当該地区は本町より標高が低い石狩川の氾濫原にあったので、繰り返される洪水にあわせ牧畜が行われました。石狩川の改修や新川の開削などにより洪水の頻度が減る一方、高度成長期に札幌市の人口急増に至り郊外型の住宅や商業施設の開発が進み、当該公園が作られました。
《 活動障壁 》
公園内は人工的に地形を改変した築山などを除き起伏が少なく、また利用施設の間には舗装した園路があります。そこで、周辺の住宅街や駐車場から公園に入り、目的の施設に至る移動負荷は軽微です。また、障害者用トイレが整備されており、ショッピングセンターが隣接するので誰もが安心にゆっくりできます。
2 公園の特徴
公園には築山、藤棚、芝生広場や園路沿いの樹木などの緑があり、子ども向けの遊具、また野球場、ゲートボール場やスキー山の運動施設が整備され、老若男女が年間を通してめます。
《 公園の施設》
(1) 遊具広場
一般的な通具があるほか、噴水のある水遊び場や休憩場所があります。
コンビネーション遊具、ブランコ、鉄棒、砂場など
幼児も安心に遊べる噴水広場
花壇やあずまやのある小広場
(2) 運動施設
公園内には幅広い年代の利用者が使える野球場、ゲートボール場やスキー山があります。
(3) 芝広場
多目的に使える芝生広場を囲むように、藤棚、築山、パーゴラやステージがあります。
(4) サイロ
加賀藩主の前田公が開いた農場に建設されたレンガのサイロが往時を偲ばせます。
《 公園の利用者 》
調査に訪れた夏から秋にかけての平日は、ウォーキングや散歩の人を見かけました。また、遊具広場で遊ぶ親子連れや犬を散歩させる人など、近隣住民と思われる人を見かけました。他方、駐車場は特に混むことはありませんでした。
3 サービス施設
(1) 駐車場
駐車場は公園の西側にある野球場バックネット裏に30台とめられます。
(2) 公衆便所
障害者用トイレは公園の東側にある遊具広場付近にあります。
(3) ショッピングセンター
公園敷地のある一角にショッピングセンターがあり、公園の利用中に必要が生じたら飲食物や医薬品を購入できます。
4 車イスでの歩き方
《 アクセス 》
こよりの公共交通機関駅はJR手稲駅で、公園まで1.6kmほどで、途中に急な坂路がありません。ただし、駅の標高が公園付近より8mほど高く、帰り道が上りになるのが負担になりそうです。
地下鉄東西線宮の沢駅やJR手稲駅から公園にバスの路線がありますが、車イスで乗降しやすい車両の運行についてはわかりません。
《 公園の歩き方 》公園をめぐる動画
駐車場に自家用車をおき、外周の園路を時計回りに回りました。通った経路では特に不可の大きな場所がありませんでしたが、藤棚の部分を逆方向に通るなら園路の縦断勾配が少々気がかりです。
情報提供:NPO 環境福祉支援サービス プラスアルファ
企画・調査・制作:環境複合研究所