車イスで街にくり出そう_札幌

車イス使用者が札幌市を中心に地域活動するのに有用な情報を提供します。

35j 星置公園

      目   次

1 公園の概況

2 公園の特徴

3 サービス施設

4 車イスでの歩き方
     2019年の夏と秋との動画
     晩秋の動画 2021年11月


1 公園の概況
所在地 (グーグルマップ )
 札幌市手稲区星置2条2丁目12
《 場所の特徴 》
 星置公園は札幌市の西部に開かれた住宅街の中にある地区公園です。札幌市の北部に横たわる山地の山裾が石狩平野付近にいたり、傾斜の緩くなったあたりに位置します。公園区域内は全体的に平坦ですが、利用面が周辺にある住宅地から少し高い位置にあります。そこで、移動制約者には近所の居住者でも少し敷居が高い人々がいるかもしれません。他方、駐車場が広いので車で移動できる方々には、広域からでも利用しやすい公園です。
《 活動障壁 》
 公園内はおおむね水平で、公園の外周にある園路はアスファルト舗装で起伏が少ないので、どの広場を使うにも車イスでの移動が楽です。健康器具や子ども向け遊具のある広場は非舗装ですが、いずれも平坦なので広場内の移動負荷はさほど大きくありません。ただ、園路と広場との境界部に排水用の皿型ブロックが敷設してあり、車イスの操作能力や体幹バランスの如何によっては越えるのに手こずる人がいるかもしれません。また、中央広場の園路にインターロッキングのブロックが敷かれ、車イスの移動に際し小刻みに間断なく揺すられました。以上、気がかりな点もありますが、車イスでの移動障壁は概して軽く感じました。

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公園の施設配置と園路

2 公園の特徴
 星置公園は運動不足になりがちな人々が長く健康に暮らす一助に整備した健康器具が特徴で、広さ約6.2ヘクタール地区公園です。

《 施設の概況 》
(1) 外周の園路
 星置公園の外周をアスファルト舗装の園路が取り巻き、その延長は1km弱ある由です。夏はジョギングコース、冬は歩くスキーコースに使え、車イスを含む散歩にも好適です。

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園路の夏と秋


(2) 遊具広場
 コンビネーション遊具や砂場ほか、子ども向けの遊具があります。
(3) 健康遊器具広場
 公園内の3箇所に計30種類の健康遊器具がある由です。吊り輪や平行棒など本格的な器具から、ベンチを利用したストレッチ向けの器具まで、体力の状態に合わせ軽重いろいろな運動ができます。
(4) 修景広場
 公園内には運動施設以外にも花壇やパーゴラが整備してあるほか、春の桜や秋の紅葉が楽しめる樹木があります。 

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健康器具と子ども向け遊具


(5) 運動施設
 江守記念星置スケート場 通年供用
 野球場 1面
 硬式テニスコート 2面
 スキー山
 多目的広場
《 公園の利用者 》
 夏と秋とに訪れた折は年配の方が健康器具、幼稚園児が遊具広場、親子連れが芝生広場、歩行が不安定な高齢者が遊歩道と、いろんな世代やグループの人の利用が見られました。それぞれがこの公園の提供するさまざまな機能を思い思いに利用する姿がありました。

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3 サービス施設
(1) 駐車場
 公園   :60台
 スケート場:30台

(2) 公衆便所
 障害者用トイレは駐車場の近くにあります。

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4 車イスでの歩き方
《 アクセス 》
 JRの最寄り駅が函館本線手稲駅か星置駅ですが、車イスの自走には遠くて起伏があるので無理そうです。バスを乗り継ぐ方法もありますが、低床バスを運行しているかなどはわかりません。駐車場が整備されているので、自家用車で訪れるのが安全かつ現実的です。
《 園路》園路をめぐる動画 
 公園はL字型をしており、全体を外周する園路があります。遠路に囲まれた区域に広い面積使う多目的広場、野球場や中央広場があり、健康遊器具広場や遊具広場は分散して園路脇に並びます。そこで、その施設を利用するにも起伏がほとんどなく、アスファルト舗装の園路を通り容易に到達できます。

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情報提供:NPO 環境福祉支援サービス プラスアルファ
企画・調査・制作:環境複合研究所