車イスで街にくり出そう_札幌

車イス使用者が札幌市を中心に地域活動するのに有用な情報を提供します。

35c ひのまる公園

      目   次

1 公園の概況

2 公園の特徴

3 サービス施設

4 車イスでの歩き方
  ー 5月 早春 2021年
  ー 6月 初夏 2022年 
  ー 7月 水遊び場 アジサイ 2022
  ー 5月 晩夏 2021年 
  ー 初夏と晩秋との動画 2019年 

 
1 公園の概況

所在地(グーグルマップ) 
 札幌市東区北28条東4丁目5-1

《 場所の特徴 》
 公園のある場所は石狩川豊平川との合流点の日本海よりで、両河川の氾濫による堆積物でできた低湿地です。そこで一帯は起伏が少ない平地であり、明治期に公園名に残される「日の丸農場」が開かれた場所の一隅です。昭和期になりやがて農地が宅地化する中で、今の場所に「日の丸農場記念之碑」を建て公園とした由です。
 公園は長方形の北側の短辺を丘珠空港通りに接し、東側にある栄町の商業地域から通り沿いに帯状に伸びる商業施設の一画に大きな緑を提供します。ただ、同通りから南北に入ると低層の住宅地域で、多くの市民が住まう生活圏です。
《 活動障壁 》
 公園のある区画の地形はほぼ水平で少し起伏がある程度なので、公園内は地形勾配による車イスへの障壁がほとんどありません。ただ、元々氾濫原なので一帯の開発に際し公園の少年野球場を遊水池に用いる場所にするなど、水はけがあまり良くないようです。公園は四方を道路で囲まれ、南北の長辺が230m、東西の短辺が140mほど、面積が約32,000㎡です。広さは車イスでの散策に広すぎず狭すぎずです。ただ、散策路が非舗装の土の路面なので春先や長雨のあとなどぬかるみそうで、路面抵抗が大きくなりそうでした。

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公園の施設配置と園路の縦断勾配


2 公園の特徴

《 公園の概況 》
 ひのまる公園にあるヤチダモやハルニレ、ミズナラなどは農場主が保存に努めた由にて、今では背丈の高い木々が多くを占め、緑の色濃く密度の高い林があります。他方、都市公園らしい利用施設もあり、運動施設、子供向けの遊具や散策路などが整備されています。公園内の樹木は上記以外にサクラ、イダヤカエデ、クリなどの木々25種類1400本がある由です。夏場には樹陰が多くあり暑さしのぎに、秋には紅葉が彩る公園です。
 主な利用施設は次の通りです。
  運動用施設 :少年野球場、テニスコート
  児童向け施設:遊具、砂場
  一般向け施設:散策路、遊水路、休憩所、石碑
《 公園の利用者 》
 この公園は区画の全域にわたり平坦でそこそこの広さなので、車イス使用者を含む障害者だけでなく、子どもから老人まで誰もが時間を過ごせます。また、春は新緑、夏は緑陰に秋は紅葉とそれぞれの季節を楽しめます。ただ、駐車場がないので遠くに住む人々が頻繁に訪れるのに向かず、近くの住人が気軽に訪れられる公園です。

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3 サービス施設
(1) 公衆便所 
 公園の西側に障害者用のブースを備えた公衆トイレがあります。
(2) 駐車場:なし

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4 車イスでの歩き方
《 アクセス 》
 地下鉄の2駅からは徒歩で10分から20分の距離にありますが、いずれのルートも大きな坂がありません。車イスでの移動能力にもよりますが、地下鉄「栄町」駅なら好天に恵まれれば途中で街歩きを楽しめる距離です。
  地下鉄「栄町」駅から0.8km,徒歩約11分
  地下鉄「新道東」駅から1.4km,徒歩約20分

《 公園の歩き方》夏と秋とに遠路をまわる動画
 木々は高い位置の枝や葉を張り、人間の目の高さは木々の幹以外に遮蔽物があまりありません。そこで視点を左右に振れば公園内の大部分に目に届き、移動障壁もないので季節ごとの花などを気の向くままに楽しめます。いつでも気の向いたときに下駄履きで訪れられる公園です。 

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情報提供:NPO 環境福祉支援サービス プラスアルファ
企画・調査・制作:環境複合研究所