38b ニッカウヰスキー余市蒸溜所
1 公園の概況
2 公園の特徴
3 サービス施設
1 施設の概況
《 所在地(グーグルマップ) 》
余市町黒川町7-6
《 場所の特徴 》
この醸造所は竹鶴政孝さんが1934年に開き、今も現役で操業中です。歴史ある産業文化施設として、石造りの風格ある洋風建造物群として、魅力のある観光施設でもあります。工場施設の見学を公開しており、原料となる大麦の乾燥から蒸溜、製樽、貯蔵までウイスキー造りに関する主な施設が見られます。
《 活動障壁 》
醸造所の構内はほとんど起伏がなく、見学路がアスファルト舗装されており、車イスでの見学にさしたる障壁がありません。また、余市蒸留所正門から駐車場まで500mほどであり、見学施設が順路に面するので楽に見てまわれます。最後の見学場所となるニッカ会館に障害者用トイレがあるので、運転しないのなら安心して試飲ができます。
2 施設の特徴
《 施設の概況 》
余市蒸溜所正門
事務所棟:登録有形文化財、近代化産業遺産
見学者待合室:登録有形文化財、近代化産業遺産
乾燥棟:第一乾燥棟、第二乾燥棟は登録有形文化財、近代化産業遺産
粉砕・糖化棟:見学不可
醗酵棟:見学不可
蒸溜棟:単式蒸溜器、登録有形文化財、近代化産業遺産
混和棟:登録有形文化財
旧事務所:竹鶴政孝の事務所として1934年に建設
リタハウス:1931年建設。工場の操業開始後にウイスキー製造の研究室。見学不可。登録有形文化財、近代化産業遺産
製樽棟:見学不可
旧竹鶴邸:1935年に竹鶴夫妻の元住居。登録有形文化財、近代化産業遺産
一号貯蔵庫:創業時からの貯蔵庫。登録有形文化財、近代化産業遺産
ウイスキー博物館:ウイスキーに関する情報や道具を展示
主な工場施設と通路の配置
《 工場見学 》
案内付きの工場見学を無料提供しており、所要時間が約50分の見学に加え試飲・買い物などが40分ほどとのことです。自由に見学することも可能で、正門の案内所でもらうパンフレットを参考に見て回れます。ガイド付きツアーでは動画の撮影ができないので自由見学で調査してきましたが、創業当時のウヰスキーづくりへの心意気が感じられる施設群でした。
3 サービス施設
(1) 飲食店
蒸溜所内にレストラン「樽」、営業時間:11:00~16:00
(2) 障害者用トイレ
ニッカ会館内にあります
(3) 売店
営業時間:9:15~17:00
(4) 駐車場
醸造所の裏に無料駐車場
4 車イスでの歩き方
《 アクセス 》
JR北海道函館本線の余市駅から徒歩約2分〜3分ですが、駅舎のバリアフリー化がまだなので車イスでの乗降可能性についてはJRにご照会ください。
車でしたら小樽市から約30分、札幌市から約1時間(札樽道)、新千歳空港から約2時間30分の由です。ニッカウヰスキー工場に駐車場があるので便利です。
《 散策の楽しみ 》自由見学の動画
余市蒸溜所正門からニッカ会館までの順路に、石造りの建物、ワインカラーの三角屋根や銅製の単式蒸溜器のほかウイスキー博物館など次々に現れます。工場見学パンフレットによらずとも、醸造所の見所を余すことなく見て回れます。私は自家用車を駐車場に停め、一旦正門前まで行ったのちに動画をノンストップで撮影しました。
情報提供:NPO 環境福祉支援サービス プラスアルファ
企画・調査・制作:環境複合研究所